議会改革

定数削減 議会のチェック機能を弱める

2012年06月22日

市民の声も届きにくくなる

みんなの党の「定数削減」条例案を批判 森本真議員が質疑

6月22日に開かれた最終本会議で、みんなの党が提出した議員定数を削減する条例案に対し、日本共産党議員団を代表して森本真議員が質問に立ちました。

みんなの党の定数削減条例案は、神戸市会の議員定数を現行の69から52に削減しようとするものです。ところが、提案説明でも、なぜ52にするのか、具体的な根拠は示されませんでした。
森本議員は、なぜ52なのか、その根拠を明確にするようもとめました。
いうまでもなく、議会の定数は議会制民主主義の根幹をなすものです。神戸市会では、一年かけて全会派で議論を続け今議会で制定された議会基本条例にも、議会の基本的役割として当局へのチェック機能が明記されています。
森本議員は、「52という少ない議員でチェック機能を果たすことが可能と考えるのか」と指摘しました。
さらに、同議員は、議員の大きな役割である市民の意見を市政に反映するという問題でも、少ない議員では困難を生じると批判。今でも、政令市の議会は、他の一般市と比べて、議員一人当たりの人口は多くなっています。同議員は、さらに議員定数を削減するということには無理があるとして「どのようにして、市民の多様な意見を市政に反映させるのか」とただしました。
質問に対し、みんなの党の大石よしのり議員は「議員一人当たりの人口比で、大阪や名古屋を参考にした」「定数削減は、経費の削減につながる」「もっと人口の多い、横浜市で、市政のチェック機能が果たせないとか、市民意見が反映されないなどの意見は聞いていない」などと答弁。
森本議員は「なぜ、大阪、名古屋を参考にしたのか。横浜でも何ら問題がないというなら、なぜ横浜を参考にしないのか」と批判。定数を減らす具体的な根拠はないと、指摘しました。
経費削減のためという答弁に対し、みんなの党議員団が、神戸市の不正経理問題、海上アクセスの借金を事実上帳消しにする議案に賛成していることを指摘し「こうしたムダづかいをチェックすることこそ、必要なのではないか」と指摘。
大石議員は「委員会では問題点を指摘している。是々非々で対応している」などとしか答えられませんでした。