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委託先の労働条件改善を(交通局:朝倉)

2015年10月18日

交通局審査で朝倉議員

神戸市議会決算特別委員会の交通局審査が10月1日におこなわれ、日本共産党の朝倉えつ子議員が、市営バス及び地下鉄事業などをとりあげました。
全国的に、鉄道駅にホームドアの設置が進み、公営鉄道では駅の四割に設置されています。神戸市営地下鉄は、2017年度に山手線三宮駅に設置する計画です。しかし、それ以外の駅については車両更新の時期に合わせて設置を検討するとしています。また、車両更新と合わせ、西神・山手路線のワンマン化も検討しています。
朝倉議員は「安全確保のため転落防止のホームドアを設置する一方、ホームの安全確認のための人員を削減することは本末転倒であり、ワンマン化はやめるべき」と求めました。
神戸市は、交通事業の財政改善を目的に、市営バスの運転手や鉄道駅掌の業務を民間委託しています。このため、低賃金や過密シフトの押し付けなどが横行し、離職する人が後を絶たないのが現状です。
朝倉議員はそのなかで、市バスの松原営業所を受託している阪急バスの労働環境を取り上げました。国の改善基準告示では、運転と運転の間の休息時間は8時間以上必要とされています。さらに、休息時間の半分を運転手の居住地で休息できるようにすることを求めています。朝倉議員は、実際の松原営業所で働く運転手のシフトを例示し、通勤時間が1時間かかるなどの事情から、帰宅すると就寝時間がとれないことから、営業所の休憩室での休憩を余儀なくされている実態を告発。市として改善を求めるとともに、元凶になっている低い委託費を引上げ、労働者の賃金と待遇改善を行うことを求めました。

答弁:質問に対し佐藤一郎交通局長らは「公営で、地下鉄にホームドアを設置していないのは神戸市だけであり、設置は必要と考えている。車両の停止精度を高めないと全駅で実施できないことから、車両更新と合わせて他の駅についても前向きに設置を検討したい。財政的にきびしいことから、ワンマン化も当然検討している」「(委託先のバス運転手や駅掌の待遇)受託した企業の経営判断でやっており、安全・安定性は市としてチェックしている」「問題があれば対応する所管は労働基準監督署だが、基準告示をクリアしているという認識と聞いている」などと答えました。