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軍事転用の危険がある航空・宇宙産業への偏重やめよ(企画調整局:味口)

2016年03月14日

軍事転用の危険がある
航空・宇宙産業への偏重やめよ

企画調整局審査で味口議員

質疑項目
1.神戸2020ビジョン・神戸創成戦略の推進について
2.成長産業の企業誘致等の促進について
3.神戸の中小企業・商業事業者等の競争力強化について
4.都心・三宮の再整備について


3月1日に神戸市議会予算特別委員会が開かれ、日本共産党の味口としゆき議員が、企画調整局の予算について質疑しました。
「神戸2020ビジョン」「神戸創生戦略」は、地域と財源の新たな選択と集中をすすめるもので、公共施設削減などであり、この方向では神戸市がバランスよく発展できなくなります。一方「神戸創生戦略」では、人口減少社会の対応として雇用や都心再生、若い世代の対応などの積極的戦略が示されています。味口議員は、北区緑町では公立保育所がなくなり、幼稚園がなくなり、大規模団地の再編計画がされていることなどを取り上げ、「地域の公共施設を削減することは地域壊しになる」として、都心一極集中でなく、9つの行政区がバランスよく発展できる方向への転換を求めました。
また、三宮のバスターミナルの整備のため、中央区役所、勤労会館、図書館を移転させようとしている問題で、先の本会議で久元市長が「バスターミナルが最優先」と答弁したことを、「住民自治の要である区役所や、勤労者の福祉向上に建てられた勤労会館より、企業が儲かるバスターミナルの方を優先させる考え方はおかしい」と厳しく追及、市民不在の計画を正していくよう求めました。
また「神戸2020ビジョン」のなかで、「航空・宇宙産業」を基幹産業の1つと位置づけられていることに対し「国の成長戦略である『防衛・軍事』に追随しており、非核『神戸方式』をもつ平和のまち神戸にふさわしくない」「国と地方は違う」として、住民福祉の向上を第一の仕事とするよう求めました。

答弁:大谷幸正企画調整局長らは、「(公共施設の削減について)短期間でなくある程度のスパンで総合的に考えていくべきもの。老朽化の問題もあるので、大規模修繕や建て替えの時期、財源もいるので、総合的に考えて1つの施設に集約する考え方も出てくる」「(バスターミナル優先の考え方)これから検討されていくべきもの」「(航空・宇宙産業)世界的に民間航空機の需要が20年間で倍増すると見込まれており、裾野が広い」と答弁しました。

市職員の非正規雇用の是正を(行財政局:森本)

2016年03月14日

市職員の非正規雇用の是正を
行財政局審査で森本議員

質疑項目
1.行財政改革・職員数の削減による影響について
2.任期付き職員の正職員化について
3.事務事業の見直しについて
4.公共施設の適正な施設保有量について
5.新長田への税部門の移転について


2月29日から神戸市予算特別委員会が開かれ、日本共産党の森本真議員が、行財政局の予算について質疑しました。
神戸市は行財政改革として、阪神・淡路大震災以降、2万1500人の職員定数を1万4500人へと3割を超える削減を行っています。森本議員は、消防職員の数が政令市の中で18番目に低いことを取り上げ「京都の消防職員は神戸より300名多く、災害を未然に防ぐ予防に力を入れている。その結果、人口あたりの火災件数は六大都市平均の半分だ。21年前に未曾有の大震災を経験した神戸だからこそ、消防力・消防職員を増やして住民の命と暮らしを最優先にまもるべき」とただしました。
また、「こうべ学びの支援センター」では、相談を受け付けてから3ヵ月以上も待たないと相談できない現状を、日本共産党は、これまでも指摘してきました。今回職員が拡充されることになりましたが、正職員ではなく、任期付き短時間職員です。森本議員は「資格を持つ専門職でありながら、3年経てば辞めざるを得ないというのではモチベーションがあがらない。正職員への登用制度をつくるべき」と求めました。

答弁:岸本義一行財政局長らは、「消防局は、厳しい行財政改革の中でも100名あまりの増員を行ってきた」「(任期付き短時間職員について)相談件数の急増で待ち時間の期間の短縮をはかる一方で、この先の相談件数の増減の予想が非常に困難。柔軟に対応できるように任期付き短時間職員の採用にした」と答弁しました。
森本議員は、この他に、三宮の再整備構想の中で種地として出てきている中央区役所や市役所2号館3号館については、公共施設のあり方を含めて、市民に情報を公開し、市民の声を聞くべきと要求しました。

大型開発優先では神戸市の活性化は望めない(代表質疑:大かわら)

2016年03月06日

大型開発優先では神戸市の活性化は望めない
家計を温め消費と需要を活発にする市民生活応援の予算へ

2月25日に開かれた神戸市議会本会議で日本共産党議員団を代表して大かわら鈴子、味口としゆき両議員が代表質疑に立ち、久元喜造市長らの政治姿勢をただしました。大かわら鈴子議員は、大型プロジェクト・「成長産業」優先のやり方の見直し、行財政改革2020、借上住宅問題を取り上げました。味口としゆき議員は、三宮一極集中の再開発にともなう公共施設移転の問題、公共施設の削減と縮小、中小企業支援のあり方、中学校給食の問題を取り上げました。

 

大かわら鈴子議員が代表質疑

大型開発・大型プロジェクト予算について

神戸市の新年度予算案について久元市長は「本格的な人口減少社会が到来する中で、神戸市も激しさを増す都市間競争に直面している」「まちの安定的な発展を維持するには、震災からの復興とは違う難しい課題に挑戦する必要がある」「新たに取り組む事業や見直す事業がある」として、市税を投入すべき事業なのかを検証し、「やめる勇気」を持って事務事業の見直しをすすめるとしています。

 

重点施策と位置付けられている大型開発・大型プロジェクト予算では、巨大港湾づくりに104億円、神戸空港の推進に32億円、医療産業都市の推進に42億円、三宮周辺の再整備に23億円。さらに今回具体化されたウォーターフロント再整備には72億円もの予算が計上されています。
大かわら議員は「得られた税収を市民福祉や街の成長に投資する好循環を生み出すという政策では神戸経済の活性化は望めない、なぜならこのような巨大プロジェクト優先のやり方は、神戸で繰り返し行われてきた手法だから」と指摘。「市民の反対を押し切って復興のシンボル事業として建設した神戸空港は、3140億円もの巨費を投じながら、利用者は、需要予測の半分、管理収支も着陸料収入で賄えず運営権を売却」という事態を指摘。神戸市が言い続けてきた所得と雇用の増加や福祉、教育、文化の充実は全く実現されておらず、創造的復興の名のもとに住民不在で上からおしつけられた新長田南地区の大規模再開発でも、たくさんのビルが建ち、町並みはきれいになったが商店街は活力を取り戻せず、今でも賑わいづくりが大きな課題となっているとしました。
大かわら議員は「このような手法では、活性化が望めない。大型開発優先のやり方を見直すべき」と予算の転換を求めました。

行財政改革2020について

2016年度の事務事業の見直しでは様々な暮らしにかかわる施策が対象となっています。
多くの高齢者が楽しみにされている敬老祝い金の廃止や暮らしを支える配食サ-ビスの段階的廃止、本来行政が担うべき高齢者・障がい者福祉施設の民営化、磯上荘の廃止など市民サ-ビスの後退につながるものが多数含まれています。
また、人口減少に対応するため、子育て・教育環境の充実を重点化するとしながら、公立幼稚園の13園廃止や公立保育所の再編、神戸市奨学金の見直し、さらなる小中学校の統廃合が検討されています。
大かわら議員は「自治体の本来の役割は、住民の福祉の増進」と指摘。
「市長が公約した、子どもの医療費の無料化も、3度見送られている」とし「重点とされている大型プロジェクトへの予算配分との差を見れば、市長の決断ですぐにでも無料化は可能である」としました。
これらの市民負担の増大は、さらに消費を冷え込ませることになります。
大かわら議員は「いま求められているのは、神戸経済を支える中小企業支援を中心に据え、福祉施策・市民サ-ビスの充実拡充で市民生活を応援し、家計を温め、消費と需要を活発にする予算への転換だ」と迫りました。

借上住宅について

阪神・淡路大震災から21年。久元市長は、20年の期限を最初に迎えた兵庫区のキャナルタウン1~3号棟の入居者3人に対し、建物の明け渡しと損害賠償を求めて神戸地裁に提訴しました。
大かわら議員は「借上住宅を終の棲家と信じ、寄り添いながらやっと生きてきた被災者を不法占拠と断定し、法廷に立たせようとしている」として、この暴挙に対し提訴の取り下げを強く求めました。
大かわら議員は「久元市長は、予算編成の中で、ポスト阪神・淡路大震災20年を迎えて、神戸は新たなステ-ジに立った」と述べており、震災は終わったとの態度です。
避難所から仮設へ、そして現在の住宅へと転居するたびにコミュニティが破壊され、多くの孤独死が生まれました。「この重い現実がなかったかのように、神戸市の言い分だけを押し通すという一方的なやり方、強行なやり方はやめ、市民の命とくらしを守るべき行政として、入居者の苦しみに寄り添った対応をするべき」と借上住宅の希望者全員の継続入居を強く求めました。

▲答弁とその後の質疑から▲

質問に対し久元市長は、今後の少子超高齢化に経費が増加することは確実。安定した財政基盤の構築が必要として、波及効果の高い民間投資の誘導、積極的な企業誘致推進により税源の寛容を図る。神戸港の構成拡大や医療産業都市の取り組みの推進など市の経済の活性化が大変重要と答えました。
大かわら議員は「大型開発では、市民のくらしはよくならない」として「新長田」再開発や「神戸空港」の失敗は全く総括されていない。三宮の巨大開発も住民不在で上からのおしつけであり、また同じようなことが繰り返されると指摘しました。
玉田副市長は、事務事業の見直しについて、一般財源の増加が見込めない一方で、新しい行政課題や市民ニーズに対応する新規拡充施策を大胆に計上するには、やめる勇気をもって事務事業の見直しが必要と答えました。
大かわら議員は、「自治体として住民自治の観点で福祉を守っていくのが本来の仕事だ、大型開発ではなく、市民に寄り添った予算に転換すべき」と求めました。
鳥居副市長は、借上住宅について、説明会、個別相談会を実施して、ほとんどの入居者の方は期限までに住替えなどをしてもらった。残念ながら3世帯には応じてもらえなかった。早期に解決するために司法の場に判断を委ねることにした。今後は司法の場で主張すると答えました。
大かわら議員は「兵庫県の借上は、75歳でも判定委員会が入居者の実態から、入居継続が認められている。同じ条件で県営は残れて市が残れない」「市長の決断で救える。救ってもらえないか」と求めました。
久元市長は「県営住宅と市営住宅ではストックが違う。(提訴については)司法の判断にゆだね、勝訴を勝ち取りたい」と答弁しました。
大かわら議員は「提訴するのは、神戸市の冷たい対応を全国に伝えるようなもの」もっと被災者に寄り添う対応を求めました。

 

市民のくらし市民サービスの充実を(一般質問:大前)

2015年12月20日

市民の声を聞く市政に
大前まさひろ議員が一般質問

大前議員は、ブラック企業対策、保育所、三宮再整備、元町有楽名店街移転、駅のバリアフリー化問題を取り上げました。

ブラック企業・ブラックバイト対策を

長時間・過密労働、パワハラなどの「ブラック企業やブラックバイト」が大きな問題となっており、日本共産党は対策を求めてきました。
11月9日に厚生労働省がブラックバイトの調査結果を発表し、約6割もの学生が何らかのトラブルを経験しているとされています。大前議員は「市内の飲食店で雇われ、その日から急に店長にされ、社会保険にいれてもらえず、朝は10時から働き、夜は終電にも乗れず、休んだのは2ヶ月間で2日だけ」という過密労働で体をこわし退職した方の話を紹介。大前議員は「市内の若者たちがおかれている状況を放置することはできない」としました。
また久元市長が本会議で「悩んでいる若者がたくさんいるという実態が市民生活にある」「市政は一切関係ないという姿勢を持つべきではない」「神戸市としてもできることがある」と答えているとして「神戸市はブラック企業やブラックバイト対策をとるよう」に強く迫りました。

全区に認可保育所を

神戸市は子ども・子育て新制度で「小規模保育施設」を中心とした地域型保育事業をすすめてきました。しかし小規模保育施設の子どもたちは、3歳になれば卒園しなければなりません。小規模保育施設に預けられている2歳児は、現在273人で希望通りに預けられる保証はありません。大前議員は「認可保育所に入所できず、やむなく小規模保育施設に入所しただけ。3歳になったら認可保育所に入所できるかが心配」との子育て中の方々の声を紹介。神戸市が小規模保育施設を中心にすすめてきたことの結果がこのような問題を起こしているとして「小規模保育施設よりも、全区に認可保育所を増やすべき」と求めました。

市民不在の移転計画は撤回を

神戸都心の未来の姿「将来ビジョン」、三宮周辺地区の「再整備基本構想」がまとめられました。そのなかにバスターミナルの整備で、種地をつくるために中央区役所、三宮図書館、勤労会館、サンパルが移転されようとしています。先日の議案質疑で副市長は「これから地権者の方々と市役所も入って議論していく」と答えました。大前議員は「今後の議論には区役所や勤労会館の利用者などの市民の声は入っていない」と指摘。「市民不在の移転計画は撤回するべきだ」とただしました。

元町有楽名店街の閉鎖中止を

元町有楽名店街は阪神元町駅の東口と西口をつなぐ通路にあり、長年にわたり親しまれてきました。阪神電鉄は元町有楽名店街を閉鎖し、来年3月までの立ち退きを迫っています。大前議員は名店街の方々からは「出て行けといわれたら、どうやって生活するのか」「何十年も営業してきてなぜいまなのか」と不安と怒りの声が上がっていると訴えました。今年の3月には陳情も出され、署名は1万6000筆に達しています。神戸市も「産業振興局としても何ができ得るのかということを改めて考えたい」と答えましたが、状況は改善されていないことを指摘。神戸市として「阪神電鉄に有楽名店街を残すよう強く要望すべきだ」と求めました。

阪急春日野道駅、阪急花隈駅、阪神西元町駅にエレベータを

平成18年に「高齢者・障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律」が制定され、全国で駅のバリアフリー化が進んでいます。しかし、平成32年度までにバリアフリー化することとなっているものの、未だに9駅のバリアフリー化ができていません。
大前議員は「中央区では阪急春日野道駅、花隈駅、阪神西元町駅にエレベータがなく、利用者から不便だとの声が上がっている」としました。保健福祉局長は日本共産党の福祉環境委員会での質問に「阪急春日野道駅については、住宅都市局や建設局を巻き込んで、プロジェクトチームの方式で対応を検討していく用意はある」と答えていました。この3つの駅に早く整備するように神戸市が阪急、阪神に要請するべきだと求めました。

▲答弁とその後の質疑から▲

質問に対し久元市長らは、「(ブラック企業対策)問題がある働き方が社会問題になっていることは認識している」「事業者への立入り、是正勧告などの労働関係法令の遵守に関しては監督、指導権限は国の管轄」などと答えました。大前議員は「神戸市は国と県の管轄として、何もしていない」と厳しく批判しました。久元市長は「改善すべき点があれば、他都市の事例も参考に、必要な対策を今後、考えていけばよい」などとしました。

「(保育所)仕事と育児の両立、待機児童の解消が求められていることから最重要課題」「さまざまな施設や事業を活用して待機児童の解消を目指している」などとしながら、小規模保育施設卒園後の受け皿については「国の新制度導入では、5年間の経過措置が設けられており、その間で卒園後の受け皿は考えていきたい」などと答えました。

「(三宮再整備)神戸の活性化に不可欠」「中央区役所とミント神戸を一体的に利用したバスターミナルを新たに整備する」「区役所や図書館は市民サービスの拠点であり、いろいろな点に配慮し総合的に検討していく」などと答えました。サンパルには、移転など再整備の内容を知らないで商売をしている方々がいます。大前議員は「地権者と話もせずに計画を進めるのは乱暴すぎる」と批判しました。これに対して鳥居副市長は「まだ計画中でサンパルが全てバスターミナルになるかは検討しないと分からない」「地権者の方々には、これから話をする」としました。

「(元町有楽名店街)産業振興局から既存の補助制度の活用方法や情報提供をおこない、具体的な支援をおこなっている」などとしました。鉄道業者には「元町有楽名店街に対して丁寧な協議を進めるよう何度も要請した」「必要に応じて両者のパイプ役としての役割をはたす」などと答えました。

「(駅のバリアフリー化)住民にとって最寄り駅のバリアフリー化は、切実な要望だと認識しており、毎年、鉄道事業者を訪問して要望している」「阪急春日野、花隈、阪神西元町駅は重点要望駅として繰り返し強く要望しているが、最終的には鉄道事業者の経営判断となる」などと答えました。

 

市民のくらし守る政策を(一般質問:松本)

2015年12月20日

生活を直接応援する事業が求められている
松本のり子議員が一般質問

神戸市定例市議会の本会議が12月7日にひらかれ、日本共産党議員団から松本のり子、大前まさひろ両議員が一般質問に立ち、久元喜造市長らの政治姿勢をただしました。
松本議員は、予算編成方針、先端医療振興財団、こどもの医療費無料化、中学校給食、政務活動費の不正問題を取り上げました。

市民生活の直接応援を

8月に兵庫労働局が発表した兵庫県内の有効求人倍率は1倍となりましたが、正社員に限った有効求人倍率は0.57倍にとどまっています。県内の9月末の高校生就職内定率は63%で市内中小企業の倒産は増加傾向です。国の社会保障制度が改悪されています。松本議員は「自治体として市民生活を直接応援する事業が強く求められている」と訴えました。
11月に発表された予算編成方針では、財政の見通しが引き続き厳しい状況にあるとして各部局の行っている継続事業については5%削減するか、削減出来ない事業については他の事業の廃止や見直しなどで財源を工面することを求めています。
松本議員は「市民の暮らしが、ますます大変になっている時に市民生活にかかる部分の5%削減はするべきではない」と求めました。

医療産業都市構想への市税投入は中止を

神戸市は医療産業都市構想にこれまで2052億円もつぎ込んでいます。「京」コンピューターをふくめると3600億円という莫大な金額です。神戸市は、同構想の中核拠点である「先端医療振興財団」に毎年15億円の市税を出えん金として出しています。松本議員は、出えん金の大半は、人件費と機器のリース代で赤字の穴埋めにあてられていることを指摘。平成12年度からこれまで15年間にわたり毎年多額の金額を財団につぎ込んできたとして「出えん金は中止すべき」と求めました。

早急にこどもの医療費無料化を

こども医療費の無料化は、国の制度化を待っていたら、いつになるかわからないと全国の多くの自治体が独自に行っています。
神戸市は、中学校卒業までの子どもの医療費助成については、久元市政1年目に1医療機関500円、2年目が2歳までの乳幼児の所得制限を撤廃しました。
松本議員は「急な発熱で我が子を病院に連れて行く時、お財布の中身が気になる」「ぜひ無料にしてほしい」と子育て中の方からの声を紹介。先日の常任委員会で局長が「市長も必要性は認識しておられる」「我々としては制度を拡充するにあたっては受診動向の状況を含めた材料を市長が判断できるようにお示しする」と答弁したことを指摘。松本議員は「市長公約」だとして「受診動向の判断は関係ない」としました。子どもの医療費の無料化を早急に行うように求めました。

安全・安心な中学校給食を

昨年11月から実施された給食は、衛生管理基準違反で1社が契約解除となり、東灘区、西区以外の7行政区の中学校で給食がストップしたままです。今回の問題で明らかになった事は、民間業者によるデリバリー方式では、学校給食における「食品衛生管理基準」である健康に関する責任が守られる保証がないということです。
教育委員会は11月30日に検証のための第1回目の有識者会議を開きました。その会議のなかで「衛生管理基準違反で契約解除」したことの説明が一切なかったため、松本議員が委員会でそのことを指摘すると「申し訳なかった」との答弁だったことを指摘。2回目の検証委員会では「衛生管理基準違反の説明をするべき」とただしました。
また松本議員は、文科省は給食について「食育基本法・学校給食法の中で、また新たに設けられた栄養教諭制度をきちんとリンクさせるのが本来の給食のあり方」だと明確にしているとし「食育基本法の理念で検証委員会を開き、デリバリー方式そのものを考え直すべき」と求めました。

政務活動費市長は告訴を

旧「自民党神戸」市会議員団による政務活動費の不正使用が発覚して半年がたち、不正額は3447万円にのぼっています。議会は10月に旧自民党神戸の会派に返済を求め、兵庫県警に刑事告発も行っています。しかし、県警は不正が明らかになっているにもかかわらず、いまだ受理していません。
政務活動費については、収支報告書や領収書の提出、経理帳簿の会派保管、領収書等の整理保管が会派に義務付けられています。松本議員は、政務活動費としての支出で不正が起きた場合は「市長が適正か否かを調査することは議会の自立性を侵害するものではない」としました。
市長は不正使用された金額の返還請求ならびに刑事告訴をすべきと求めました。

▲答弁とその後の質疑から▲

質問に対し久元市長らは「(予算編成方針)4年連続で財源対策に依存することなく実質収支の黒字を確保した」としながら、個人市民税、法人市民税の伸び率が政令指定都市の中では最低で「神戸市の税収構造は脆弱である」として「予算編成にあたり、新たな財源の確保など歳入確保に積極的に取組む」「各局が自由で大胆な発想で神戸2020ビジョン、神戸創生戦略を推進する」などと答え、市政運営では常に市民福祉の向上を最優先に取組んでおり「予算編成方針で市民生活に関わるサービスが5%削減されることはない」と答えました。

「(先端医療振興財団)24年度に医療産業都市における経済効果を推計すると年間1251億、税収が45億、雇用者数7100人となっている」「神戸市の活性化に貢献しており、新しい医療に対しての成果をあげている」「収益性の低い先端医療や研究開発事業を実施しているため収支均衡をはかるのは難しい」として、先端医療振興財団に引き続き一定額の支援は必要と答えました。

「(こどもの医療費無料化)中学3年生まで500円で、3歳未満児は全て無料化を実施している」「今後の拡充は、制度改正にともなう受診動向の変化などを検証し、財政状況も考え毎年度の予算編成のなかで検討していきたい」と答えました。

「(中学校給食)民間業者の施設で調理などを行うことから、安全安心の給食を提供するためには、衛生管理が非常に大切なことは十分認識している」「現在、第三者を含めた有識者会議を設置し、これまでの事業者への衛生管理指導などについても検証・検討を行う予定」「今回の問題は、事業者の衛生管理の問題と市の業者指導の徹底に課題があったと考えており、実施方式とは分けて検討するものと考えている」などと答えました。

政務活動費について久元市長は「政務活動費の問題が、神戸市会に対する市民の信頼を揺るがす事態となったことは誠に遺憾」「会派として年内に全額返還すると議長より報告を受けている」とし、告訴については「既に検討会の委員全員を告発人として刑事告発がされている」「市長として告訴する必要はないと考えている」などと答えました。

 

市民生活と地元中小企業支援を最優先に(議案質疑:森本)

2015年12月13日

市民の意見が届く市政を
森本真議員が議案質疑

神戸市定例市議会本会議が11月27日に開かれ、日本共産党議員団を代表して森本真議員が議案質疑に立ち、地方創生、指定管理者制度、借上住宅、神戸市産業振興センターの展示場について、久元喜造市長らの見解をただしました。

地方創生について

11月の補正予算では、国からの「地方創生」の交付金を活用し、地域主体の生活交通への支援として2000万円、海外の富裕層向けのメディアコンテンツを活用した食のインバウンドPR事業に700万円、新産業創発プログラム300万円の合計3000万円が計上されています。
森本議員は国からの交付金は「市長公約でもある子どもの医療費無料化などの少子化・子育て支援や地域の活性化という観点から正規雇用増、中小企業・商店街対策などの政策を優先的におこなうべき」と指摘。なぜ海外の富裕層へのPRなどを選んだのか見解を求めました。

指定管者理制度について

日本共産党は2年前の11月議会で児童館など福祉や教育に関わる施設の1年間の単年度の指定管理制度をただしました。このとき久元市長は「長期間で指定し安定的な運営をしていくという方向に持っていくべき」と答弁。2014年4月に指定期間を基本4年以内にするよう指定管理者制度の運用指針を改定しました。
しかし今回、地域人材への移行のためという理由で、たちばな児童館、菅の台児童館を、4年の指定期間途中で打ち切る変更や老人保健施設を含む高齢者総合ケアセンターは「施設のあり方検討」という名目で2年間の指定期間が提案されています。
森本議員は「神戸市の都合で4年と決めた指定期間を突然1年で打ち切り、安定的運営を妨げるようなことをするのはあってはならない」と指摘。
さらに葺合文化センターが大ホールの耐震工事等の関係で、会議室などを神戸芸術センターに暫定移転する計画について質問。森本議員は「工事終了後は新しく元のような音楽、美術・工芸、料理、衣服、視聴覚室等の多機能なセンターに生まれ変わるのか」と見解を求めました。

借上住宅の買い取りについて

森本議員は、一部の借上住宅の買い取りは評価するも、借上住宅を含む7000戸の市営住宅の削減を決めた第2次市営住宅マネージメント計画以降、民間を含め借上住宅の被災者・入居者はこの5年間ずっと追い出し・転居の不安を抱えて過ごしていることを指摘。「この不安を解消するために民間も含めて、もっと借上住宅を買い取るべき」とただしました。

神戸市産業振興センターの展示場について

第94号議案「神戸市産業振興センター条例の一部を改正する条例」は、サンパルにある兵庫県の外郭団体「(公財)ひょうご産業活性化センター」が産業振興センターに移転してくることに合せ、産業振興センターの2階にある展示場をなくす内容です。
展示場は、展示会、講演会、レセプションなどに活用され、産振センターを利用する中小企業には、半額の中小企業割引があります。
森本議員は「中小企業を活性化させようという施策を推進しているのに、県市で大事な展示場をなくすのか」と見解を求めました。

 

▲答弁とその後の質疑から▲
地方創生について

質問に対し久元喜造市長らは「地方自治体が進める地方版総合戦略の策定や、先駆性のある優良施策の実施を支援することを目的に、平成26年度補正予算で措置された交付金であり、平成27年度中に執行することが交付要件となっている」と答えました。
また提案事業を含む神戸創生戦略の事業をスピーディかつ着実に推進することで、課題ともいえる人口減少にかかる政策課題に的確に対応したいとしました。
富裕層向けの食を活用したインバウンドPR事業については「西区や北区に生産農家がいて大変いいものがつくられている」これらのものを使って神戸の食を楽しんでもらいたい「そういう取り組みを海外に発信することで神戸に多くの観光客に来てもらう」これは地方創生にふさわしいと答えました。
答弁に対して、森本議員は「食のPRはこれまでやってきたことで継続に過ぎない」「外から人を呼び込むのではなく、神戸市内の福祉施策や産業施策で内需を温めて暮らしやすいまちを作っていくべきこと」と指摘しました。
神戸市のかかげる「神戸創生戦略」でも、子育て支援や若い世代の雇用環境の改善が目標とされています。外国人観光客や外国人富裕層の「爆買い」など外需頼みではなく、神戸市民の所得を増やし、地元中小企業を直接応援することを最優先に取り組んで、神戸らしさを発揮し、まちを元気にすることが重要としました。

指定管者理制度について

質問に対し久元喜造市長らは「神戸市の指定管者理制度運用指針での指定管理期間は、より適切で安定した管理運営を図ること」を目的としており、「平成26年4月に改定し、4年を標準に8年以下の期間で施設特性に応じた適切な機関を施設ごとに適用することにしている」「例外として、児童館などの施設については、将来的に地域人材の活用を予定している場合には、公募によらず現在の運営団体を指定管理者として指定できる」として「従来これを単年度ごとに指定していたものを4年以下の年数で指定できるようにした」本来、指定管理者選定は公募を原則としているが、施設のあり方について検証・検討する場合や施設の大規模改修を予定する場合には、2年を上限として現在の指定管理者を継続して指定するとしました。

児童館については「平成27年度から52館について、従来単年度の指定としていたものを4年間の指定とした」とし、この2館については「地域団体による受入体制が整ったため、市社会福祉協議会に対する指定期間を短縮し、新たな団体に対して指定期間を4年として指定をしたい」という議案を上程したとし、高齢者総合ケアセンターについては「施設のあり方検討や大規模改修により、例外的に公募外で再選定を行ったもの」「例外的に理由がある場合は、1年、2年というような指定をしている」施設運営が安定的になるようには配慮していると答えました。
答弁に対して森本議員は「指定期間を4年にしたにもかかわらず、1年間に期間を変更したものがある。運用指針のなかに指定取消しはあるが、指定期間の変更という項目はない」ことを指摘。
4年間の指定をしておきながら1年間で終わるのはおかしいとして、市長にさらに見解を求めました。
久元喜造市長は「原則4年にしたが、絶対4年というわけではない」「施設の内容も異なり、指定したあとに出てきた事情の変更もある」として、個別の事情によって期間の変更、短縮もあると答えました。
森本議員は「4年間と議会で決めたものを途中の1年間でやめるなどはあってはならない」と是正するよう求めました。

葺合文化センターの本館は、耐震化対応が必要であるが、改修に多額の経費が必要であることから耐震改修を見送り、平成28年4月から神戸芸術センターの6階を借り上げて、暫定移転することにより機能の維持を図るとして「暫定期間後については、意見を幅広く聞きながら神戸市全体で考えていきたい」と答えました。
答弁に対して森本議員は「移転させる場合には、幅広く意見を聴き、機能が低下しないよう」にと求めました。

借上住宅の買い取りについて

質問に対し鳥居聡副市長は、借上市営住宅については、「緊急的な措置として導入した」「目的と現状を考え市の財政負担、公平性の観点などから契約どおり20年の借上期間をもって所有者に返還する」これを基本として進めているとして「URから借り上げている住宅には、買い取りを前提にURへ建設をお願いしたものがある」「これについては市が取得し、それ以外の借上住宅については、借上期間満了時に空室にしたうえで、オーナーに返還する」と答えました。
答弁に対して森本議員は、神戸市が、新長田再開発地域の「まちの活性化のため」に県市協調で施設を移転し応援しようとしている。災害援護資金の返済では「被災者の生活再建を最優先」に保証人も含め返済免除できるようとりくんでいる。「なぜ借上住宅だけ入居者の立場にたってできないのか」と市長に見解を求めました。
久元市長は「いろいろな方法で住宅を用意しないといけないという一つの方策として取った対策」「20年が来たらオーナーに返還するという契約」「これは矢田前市長のときに定められた方針であり、十分に議論を重ねての考えぬかれた方針」この方針に基づいて対応していくことが基本で大切とした。大部分の入居者の方々については、神戸市の方針に基づいて転居していただいているとしました。
森本議員は「いま考えるべきは、本当にこのまま追い出すのか、それとも継続入居の希望者には神戸市が保障する」ことが求められている。市長に考え直すように強く迫りました。

神戸市産業振興センターの展示場について

質問に対し岡口憲義副市長は、神戸市産業振興財団とひょうご産業活性化センターは「双方が中小企業支援機関であり、様々なサービスを異なる場所で提供している」として利用者がこれらのサービスを活用するには、機関が分散していることから「わかりにくい」「使いにくい」といった状態。利便性の向上、県市の中小企業支援機関を集約することで、より一層の利便性を向上させ、支援機能を強化していきたい。「移転スペースを確保する必要があり、まとまった面積を確保できる場所として、展示場を活用したいと考えている」とした。事情を中小企業の方に丁寧に説明するとともに「周辺には代替施設がいくつか考えられるため利用希望の方にそのような施設を紹介する」などと答えました。
代替策としては、周辺施設で距離感を含め代替機能を持つものとして、神戸サンボーホール、国際展示場、デザイン・クリエイティブセンターのKIITOのホールおよびギャラリーといった施設を考えていると答えました。
答弁に対して森本議員は「産業振興センターを整備する際に、展示場を備えたのは、産業振興に帰する展示、講演会やレセプションなどの多機能用途のためにつくられた」と指摘。副市長が示した代替施設は「規模が大きかったり、面積は半分でも料金が倍である」として、現実的でないと指摘。代替施設というなら中小企業振興センターの施設のように、中小業者には半額で利用すべきであるのにしようとしないと批判。中小企業の方の意見を聴き再検討してもらいたいと強く求めました。

もっと市民の声を聞くべき(議案討論:味口)

2015年12月13日

味口議員が反対討論

12月4日に開かれた神戸市議会定例本会議で、味口としゆき議員が議案に対する議案討論をしました。

味口議員は、民間借上市営住宅オーナーの戸別返還業務、指定管理者制度の指定期間、産業振興センターにある展示場に関する議案で合計9議案に対して反対討論をおこないました。
味口議員は、民間借上市営住宅オーナーの戸別返還業務を「促進」するための債務負担行為について「当局は賃貸住宅への移行をスムーズに行い、オーナーも神戸市もお互いにメリットのある事業だ」などと答弁されましたが、これは、民間借上住宅オーナーの実態や要望を踏まえないものと指摘。民間オーナーは、神戸市の復興施策の協力者であり、多くの方が35年ローンなどで、市の求めに応じて市営住宅仕様の集合住宅を建設しました。民間オーナーのうち、「20年返還」を求めているのは、18%のオーナーであり、多数のオーナーは積極的に返還を求めていません。味口議員は「神戸市は、オーナーの実態や要望に寄り添った施策」に転換すべきとしました。
昨年、児童館の議案で指定管理者制度の指定期間は、4年間と議会で議決したにもかかわらず、1年で指定期間が打ち切られるものです。味口議員は「指定期間がコロコロ変わるのでは、雇用面の保障、人材育成や運営ノウハウの蓄積の点からも大きな問題」として指定管理の期間は、4年を基本とすることを神戸市は守るべきと批判しました。
葺合文化センターの議案は、耐震工事で暫定移転するため指定期間を短縮するというもので、会議室などは神戸芸術センターに暫定移転させます。暫定移転後のことは内部で検討されることになっており、公的な施設を市民や議会に知らせもせず、移転する事は絶対に許されないとただしました。
産業振興に必須の施設として展示会、講演会、レセプションルームなどに活用されてきた産業振興センターの展示場をなくすものです。中小企業支援対策の後退であるとして、産業振興センターの機能を弱めないように求めました。

 

安心できる中学校給食に改善を 「シーパスワン」神戸高速にも拡充を(一般質問:朝倉)

2015年11月15日

朝倉えつ子議員が一般質問

10月27日に開かれた神戸市議会定例本会議で、日本共産党議員団から朝倉えつ子議員が一般質問に立ち、学校給食の異物混入問題、子どもたちの発達相談窓口の体制、障がい者のグループホーム、シーパスワンの改善、北区役所跡地利用、政務活動費問題などを取り上げました。

中学校給食の異物混入

神戸市は、中学校給食を受注していた2社のうち、1社との契約を衛生管理基準違反などを理由に解除。その結果、東灘、西区を除く中学校で給食が届かない事態となっています。
10月16日、日本共産党は教育委員会にたいして「給食中断という事態の緊急対応」「実施方式の見直しなど根本的な対策」などについて申し入れました。その際、教育委員会は、お詫びするとしながらも「対策はこれから検討する」という無責任な姿勢でした。
朝倉議員は「異物混入は、中学校給食が実施された11月に、すでに16件あったと報告されており、その後も衛生管理基準違反について改善指導も繰り返されていた」と指摘。しかし、今年3月の常任委員会の教育委員会で、荒木部長は「まずは安全衛生が一番」「事業者は、非常にどちらも精力的に取り組んでいただいています」などと、問題がないかのような答弁をしていました。
朝倉議員は「当初から問題がありながら、なぜ議会に報告しなかったのか」と見解を求めました。

子どもたちの発達相談窓口の拡充

こども家庭センターでの相談事業の相談件数は、平成25年は5747件、平成26年6781件と増加しています。特に障がい相談は、これまでも相談申し込みから児童福祉司や心理士との面接まで、待っている期間が非常に長くかかっています。
平成26年度には「障害児相談判定専任チーム」が設置されましたが、26年度の相談件数は前年度比較で2割増えて4747件になっています。
朝倉議員は「今でも、申し込みから面談までに3ヵ月も待たなければならない状態」だとして、さらなる体制強化、拡充が必要だと求めました。

障がいを持つ人たちのグループホーム

「第4期神戸市障害福祉総合計画」では、グループホームの定員を27年度中に650人、さらに29年度には750人に増やす目標をたてています。しかし、平成27年7月現在の到達は569人分にとどまっています。
朝倉議員は「親亡き後も安心して暮らせるように」「障がいがあっても地域で生活したい」という願いにこたえ、市独自の助成充実と目標を達成するための対策をつよめるべきだと求めました。

シーパスワンの現状と今後

多くの高齢者、特に北区、西区の住民の声にこたえる形で実施された神鉄シーパスワンは、市としても「一定の効果があった」としています。
朝倉議員は「シーパスワンを利用した人たちから、神戸高速線での利用と有効日数の増加を求める声が上がっている」として、見直し・拡充を求めました。

北区役所跡地利用について

鈴蘭台駅前再開発に伴い、北区役所が移転します。
昨年、日本共産党は、移転に伴う現在の北区役所の跡地利用について、北区住民を対象にアンケートをおこないました。多くの人たちから「売却せずに市民のために活用してほしい」との声が寄せられています。朝倉議員は、この声をくみ上げた活用をと求めました。

政務活動費問題について

「自民党神戸」議員団による政務活動費の不正流用は3183万円。9月25日には市議会として刑事告発し、これからも引き続き調査をすすめ、真相究明に努力するという立場です。日本共産党は、6月市議会
でも市長に刑事告訴すべきと求めましたが、久元市長は「議会で解明を」との答弁でした。朝倉議員は「市議会として告発した今、それとあわせて、市民の税金を預かり執行する責任者として、市長が告訴することで、真相究明が一気にすすむことにつながる」として、市長に見解を求めました。

 

質問に対し、政務活動費問題について久元喜造市長は「政務活動費は市会における会派に対して交付するもので、会派の代表者は収支報告書を議長に提出することになっている」「政務活動費の適正使用に関する問題は基本的に市会において解決するものと認識している」「すでに検討会委員の全員を告発人として、刑事告発が行われている」「市長として改めて告訴をおこなう必要性はない」などと答えました。朝倉議員は久元市長に対して「もう一歩踏み込んで、告訴すべきだ」と求めました。

子どもたちの発達相談口の体制拡充、グループホーム、北区役所跡地利用に対して、玉田敏郎副市長は「(発達相談口)待機期間を短縮するためにケースワーカーの増員、大学との連携などをおこない対応件数が22%増加した」「待機期間の短縮は重要なので引き続き検討していきたい」などと答えました。朝倉議員は「相談窓口職員は頑張っているが、個々の対応には時間がかかり、多忙を極めている」と指摘。身近な場所で相談を受ける場所がないとの声も紹介。京都市で2つ目の拠点を開設し地域分けして対応しているとして、神戸市も対応をすすめるよう求めました。「(グループホーム)グループホーム候補の物件探し、資金調達と収支見込が課題と考えている」「国の社会福祉施設の補助金対象になるが、補助金が年々減少していて活用が難しい」「29年に750人を目指して整備する」「安定的に経営ができるよう国に制度の充実を要望していく」などと答えました。朝倉議員は「公営住宅も活用しているが、同じ団地内でも別棟に住まわされ、場所も4階や5階が多く、往来もしづらい」「正規の支援員を雇うことが難しい状況」と指摘。横浜、埼玉、名古屋では独自の補助を行っているとして、神戸市も独自の補助や施策の充実を求めました。「(北区役所跡地利用)区役所の機能全てを移転させる予定」「移転後も庁舎を活用するとなると多額の費用がかかる」「今後については、区民まちづくり会議など関係部局と検討していきたい」などと答えました。朝倉議員は、駅前の再開発や跡地の利用は市民も注目しているとして「市民に決まったことだけを知らせるのではなく、計画も含めて知らせるべき」と地域の皆さんの要望をくみあげてすすめるように求めました。

シーパスワンの現状と今後に対して、鳥居聡副市長は「神戸電鉄の維持充実を図り、市民交通の手段を守ることから利用増を目的に社会実験として実施した」「アンケートの結果から市として考えた制度の目的に沿った一定の効果がうまれていると考えている」「このまま続けてほしいという人が8割いるのも聞いている」「社会実験なので聞き取り調査などの結果を評価したうえで、来年度以降どうするかは予算編成で議論していきたい」などと答えました。朝倉議員は「地域にとって公共交通は大事」として神戸高速線での利用も含め有効日数を増やすように求めました。

中学校給食の異物混入に対して、雪村新之助教育長は「異物混入と実施方式は別の問題」「原因究明や対策はしてきたが、異物混入が継続して発生したため、業者との契約を解除した」「給食が供給できなくなったことは重く受け止めている」「第三者委員会を設置して検証をおこない、情報公開の在り方について検討したい」「異物混入の原因を突き止めるのは難しいため、公表していなかった」「国の基準、厚生労働省の基準などを参考に指導してきたが改善されず残念」などと答えました。
朝倉議員は「全く真摯な態度が見えない、責任を業者だけに押し付けている」と批判。指導ができない、改善ができないのは、安全対策などが業者まかせになる実施方式自体に問題があると指摘。保護者や子どもたちは、市を信頼するしかないとして「議会への報告はしっかりやってほしい」とただしました。また安全を業者任せにする結果が今回の事態を招いているとして、信頼を回復するためには、事態を重く受け止め、実施方式を含め見直すことが必要だと求めました。

 

市民に情報公開を(請願討論:林)

2015年11月08日

神戸空港 コンセッション中止求める
林まさひと議員が請願討論

請願討論に立った林議員は、安全保障関連2法案の廃案を要請する意見書提出を求める請願を採択するよう求めました。
この請願の趣旨は、この安全保障関連2法案が、これまで歴代の自民党政権が、憲法上できないとしてきた集団的自衛権の行使を安倍内閣が閣議決定で容認し、提出されたものであり、憲法9条に違反しており、認められないものだと指摘。
戦闘地域での兵站、軍事物資の輸送、戦闘が続く地域での治安維持活動、米軍防護の武器使用、そして集団的自衛権の行使、そのどれもが憲法9条を踏みにじり、自衛隊の海外での武力行使に道を開くものになり、集団的自衛権の行使の目的は、日本人の命を守ることではなく、米軍と自衛隊が一体となって世界的規模で戦争することだし、この安保法制の本質はまさに戦争法というべきもので、日本国憲法に真っ向からそむく違憲立法だと批判。
国会での野党の追及によって、その本質が明らかになり、世論調査では6割以上が今国会での成立に反対と答え、国会前や全国各地で、毎日のように、若い人たちや子育て中の女性たちをはじめ、自らの意志で集まった多くの国民が、強行採決許すな・戦争法案反対の声を上げ続けました。
憲法審査会では与党の推薦をふくむ3人の専門家が、そして、圧倒的多数の憲法学者が違憲であるとし、歴代内閣法制局長官や最高裁元判事や元長官を含むかつてない広範な人々から違憲という批判が集中しています。
林議員は「憲法は為政者を縛るものであり、それを都合よく時の政権が解釈を変え、真っ向から否定することは、立憲主義の否定につながるもので、このような重大な違憲立法の存続を許すならば、立憲主義、民主主義、法の支配という我が国の存立の土台が根底からくつがえされることになりかねない」と指摘。
国会の緊迫した情勢の中、請願第6号については、9月17日の総務財政委員会で、日本共産党・民主こうべ・新社会党の賛成多数により採択されています。
林議員は「神戸市会として、現時点においても、この憲法違反の安保法案の廃案を求めた意見書提出を求める請願を採択することは、立憲主義、民主主義を守るうえでも重要である」と主張。6割を超える国民の多数意思を踏みにじり、違憲立法を強行することは、日本国憲法が立脚する民主主義の根幹を破壊するものとして、請願2件の採択を求めました。
神戸空港の運営権売却関連の請願についても採択を求めて討論。神戸市は、3空港一体運営のために神戸空港のコンセッションを進めていくとしていますが、現在行われている関空・伊丹両空港のコンセッションは「三空港一体運用」が目的ではありません。
林議員は、10月13日の関西経済連合会の定例記者会見で森会長が「まずは両空港の運営権売却をしっかりやるのが先」「今の段階で神戸との一体運用を議論するのは拙速」と改めて強調したことを指摘。
林議員は、本会議で日本共産党の西議員の、関空伊丹のコンセッションの実施方針に三空港一体という文言が一つでもあるかという質問に対して、副市長は「質問の趣旨がわからない」などとごまかしの答弁に終始したことを批判。
さらに、常任委員会で明らかになったことは、さらなる市民負担の危険性です。
借金の問題で神戸市は、運営権が民間企業に移った後も、空港本体の負債・四百数十億円を返還する主な財源として、地方交付税相当分と燃料譲与税、県の補助金をあげています。しかし、滑走路部分の借金返済が仮におわったとすると、地方交付税相当分と県補助金の収入がなくなります。
林議員は「残された新都市整備事業会計からの借金約300億円を年間3億円程度の燃料譲与税収入のみで返すことになり、100年かかることになり、着陸料収入というわずかな利益すら、民間会社に吸い取られ、莫大な借金だけを市民が負担することになる」と指摘しました。
また空港島用地の便宜供与の問題で「局長は便宜供与をしない」「神戸市は、空港建設当時には国に申請した土地利用は変えない」と表明していたことを指摘。ところが、開港後数年で、スカイマークの格納庫整備にあたって、国への申請とは全く違う土地利用で、それも格安で提供しています。
神戸空港は、多くの市民の反対を押し切って開港しました。バラ色の需要予測は一度も達成しないまま10年が経とうとしています。
林議員は「運営権売却についての情報はしっかり開示すべき。市民にたいし、コンセッションの全貌を明らかにせずに民間企業に運営権を売却することは許されない」として市民に情報を公開すべきと求めました。

大企業・誘致企業支援偏重 大企業・誘致企業支援偏重(反対討論:金沢)

2015年11月08日

金沢はるみ議員が反対討論

10月26日に開かれた市議会本会議で、日本共産党議員団の金沢はるみ議員が14年度神戸市一般会計等の決算認定に反対する討論、林まさひと議員が請願採択を求める討論、森本真議員が「安全保障関連法の見直しを求める意見書」の提案説明を行いました。

金沢議員は、2014年度神戸市一般会計決算などを認定できない理由として、①市民生活を脅かし福祉を切り捨てる施策となっている②大企業支援・企業誘致偏重の経済政策となっている③市民に負担を強いる一方で、港湾・空港・医療産業都市構想など無駄な大規模投資を続けている④市民不在の市政運営となっていることの4点をあげました。

2014年度の一般会計決算では、黒字決算になっているにもかかわらず、神戸市は「行財政改革2020素案」で、今後さらなる行財政改革を進めようとしています。
その中で、学校の統廃合、墓園や斎場、高齢者施設・障がい者施設、更生施設、中央卸売市場本場・東部・西部の管理運営の業務、小学校の給食調理の民営化など、「施設のあり方」や「民間活力の導入」が計画されており、行政サ-ビスの後退・福祉の切り捨てが懸念されます。
借上住宅の入居者に対して神戸市が、執拗な移転強要を行っており、金沢議員は「兵庫県弁護士会からも指摘を受けており、震災復興施策の在り方からも大きな問題だ」と指摘しました。
消費税の増税に伴い値上げされた公共料金等も、厳しい市民生活にさらに拍車をかけるものとなっています。
マイナンバ-制度の導入については、専門家も100%安全な運用は無理と指摘し、副市長も危険性を認めているにもかかわらず、事務事業効率化の中心的手段として位置づけられています。今後、マイナンバー制度の開始により、個人情報の流出や悪用などに繋がる重大な危険性があります。
中学校給食の委託事業者の衛生管理基準違反問題では、東灘区・西区以外の区では全中学校で今年度中の給食実施が不可能となりました。安全・安心よりコスト優先の神戸市の姿勢が、今回のような事態をまねいたのです。金沢議員は「教育委員会は真摯に反省し、自校調理方式などを中心とした実施方式の変更を再検討するべきだ」と指摘しました。
9月に公表された「都心の将来ビジョン」「三宮周辺の再整備基本構想」は、国際競争力の強化、都市間競争にうちかつことを目的としています。市長は、企業誘致を進めることで、市民の雇用機会の拡大や税収の増加、地元中小企業への商取引の拡大などバラ色の絵を描いています。しかし、その中味は大企業・外資系企業の呼び込みを進め、「特定都市緊急再整備地域」の指定により、大企業が活動しやすい環境整備を整えるのみで中小企業・業者のことは全く考慮されていません。
金沢議員は「大企業が潤えば市民生活も中小企業も潤うとのトリクルダウン政策は幻想であることはもはや証明済みであり、市民や地元業者への支援に政策転換すべき」だとしました。
中小企業振興基本条例の制定や住宅リフォーム助成制度の創設を行い、市内中小業者に直接支援すべきと指摘。
市民に負担を強いる一方で、港湾・空港・医療産業都市構想など無駄な大規模投資を続けており、国際コンテナ戦略港湾は、これまでに約4000億円以上もの投資が行われています。
しかし、基幹航路は減少し取扱貨物の80%以上はアジア貨物です。
こういう状況の下で、さらに港を深くしていくことは中止すべきだと指摘。
神戸空港の運営権を売却しようとしていますが、関空・伊丹のコンセッションでは三空港一体という文言すらなく、経済界も神戸空港との一体の議論は拙速と言っており、神戸市のいうことは現実的ではなく、やめるべきだとしました。
市立幼稚園の閉園問題では、保護者だけでなく地域にも存続を求める声が広がり、署名は2万筆を超えていますが、神戸市は声を聴こうとしていません。
その上、2園の閉園が計画されている区では、激変緩和ということで1園だけ閉園を1年遅らせる妥協案を出しています。金沢議員は「何を根拠に1園を決めたのか理由があいまいであり、地域・保護者からは反発の声が広がっている。公立幼稚園が地域の中で果たしてきた役割を再認識して、閉園計画は撤回すべき」だと主張しました。
また、神戸市は様々な施策に対しパブリックコメントを実施していますが、市民の声を政策に反映させるという条例の目的は達成されず、「市民参画」といえるものになっていません。
三宮駅周辺の再整備に関して、久元喜造市長は中央区役所・三宮図書館・勤労会館・サンパルビルの移転を明言しました。金沢議員は「移転は、市民の声や市民の利便性向上をもとに検討されているのではない」と指摘。JRや阪急の駅ビルの建て替えに必要なタネ地創出のため、市民や地元事業者の説明や同意もないまま、市長のトップダウンで進めようとしていることは大きな問題だと批判しました。巨大な駅ビルができることによる周辺事業者への影響調査・波及調査なども行われておらず、このまま再開発を進めれば市内事業者は大きな打撃を受けることは必至だとしました。