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三宮大開発より地元中小企業支援を(一般質問)

2013年12月10日

批判的な意見も聞く姿勢持つべき

金沢はるみ議員が一般質問

12月10日に開かれた神戸市市議会定例本会議で、日本共産党議員団から金沢はるみ、味口としゆき両議員が一般質問に立ち、久元喜造市長の政治姿勢をただしました。

金沢議員は、市民の意見を市政に反映すること、神戸未来都市創造プロジェクト、中小企業支援策、神戸電鉄への支援策などを取り上げました。

批判的な意見も聞くべき 従来の市政からの転換要求

市長は施政方針で「何よりも市民の声を敏感に受け止め、考え抜かれた政策を練り上げ、迅速に実施に移すことが大切」と語っています。また、広報神戸のインタビューでは「今後は、私はもちろん、職員一人一人が市民の皆さんの中に入って、対話をすることを心掛けたい。異なる意見を持っていたとしても、対話を重ねることで理解を深めることはできます」とも述べています。

金沢議員はこうした点を指摘し、これまでの神戸市政が、自分たちにとって都合の良い意見は聞くが、批判的な意見は、それがどんなに多数の声であっても聞く耳を持たないという態度ですすめられてきたと批判。

同議員はこうした市政から転換するためにも「市の方針に反対や批判の声が多い時は、施策を撤回したり修正することも必要だ」と、市長の見解をただしました。

さらなる大開発推進を批判 中小企業振興条例制定要求

続いて金沢議員は、市長が施政方針の大きな柱の一つとしている「神戸未来都市創造プロジェクト」について質問。同計画は、三宮周辺地区の再整備とターミナル機能の強化、ウォーターフロント地区の魅力向上などを掲げながら、新神戸駅からハーバーランドにいたる広大な地域を対象としています。

金沢議員は「この先どれだけ神戸市がお金をつぎ込むのか不安だ」として、阪急やJRの駅ビル建替時に、「公共性」を口実にして、神戸市は支援すべきではないとただしました。

同時に金沢議員は、これまで神戸経済を下支えしてきた中小企業・業者への支援策こそ重要だと指摘。神戸市の経済政策を地域循環型経済に転換し、地域の中小企業や業者が元気になる対策こそすすめるべきだと指摘。中小企業振興条例を制定すべきだと求めました。

神鉄に敬老パス、福祉パス摘要を 神鉄支援で 区民の強い要望

最後に金沢議員は、神戸電鉄への具体的支援対策を求めました。市長は「あらたな支援策を実施し、高齢者の足の確保をはかります」とホームページに掲載しています。北区民は高すぎる神戸電鉄の運賃を下げてほしいという要求と共に、せめて敬老パスなどが使えるように、というのが切実な要求です。金沢議員はこうした北区民の声を示しながら「ぜひ、敬老パスなどが神戸電鉄で利用できるようにすべき」と、市長の見解をただしました。

▲答弁とその後の質疑から▲

市長「幅広い意見に耳傾ける」 空港、借上など「結論が出ている」

質問に対して久元市長らは「(市民の意見)幅広い市民の皆さんの意見に耳を傾ける。空港や敬老パス、借上住宅の問題は、様々な議論が積み上げられ、市会の議論も重ねられて結論に至った」「(中小企業支援)活性化プログラムを策定して、社会情勢の変化に合わせて政策を実施してきている」「(神鉄支援)敬老パス、福祉パスは、鉄軌道への摘要は慎重にすべきとなっている」「(プロジェクト)都市間競争に勝ち続けるためには欠かせない。JRと阪急がビルを建て替えるのに合わせて課題を解消していこうとするものだ。官民一体となって推進していく」などと答えました。

中小企業振興条例制定を拒否

未来創成プロジェクトについて金沢議員は、市が主体となる事業もあるとされていると指摘。神戸市としてどのくらいのお金がかかると考えているのかとただしました。市長は「今すぐこれくらいとは言えない」と答弁。金沢議員は「これ以上、大型プロジェクトにお金をつぎ込むことはやめるべきだ」と求めました。

中小企業対策について金沢議員は、活性化プログラムでは改善していないと指摘。中小企業の意見を聞いて条例制定すべきだと求めました。市長は、中小企業が厳しい状況に置かれていることは認めながら「どうして条例を作らなければいけないか理解できない」などと答えました。金沢議員は、施策を進めていくためにどう条例を作っていくかという姿勢に立つべきだと批判。条例を制定する自治体が増えている背景をきちんと見るべきだとただしました。

神戸電鉄への支援策として、北区民の願いは、敬老パスや福祉パスを使えることだと強調。あわせて、どのような具体的な支援策をすすめようとしているのかと、ただしました。鳥居副市長は「どういう形で支援をしていくかは、これから検討させていただく」との答えにとどまりました。